『山歩みち』では★の数で山のレベルをおおむね以下の基準で設定しています。
体力度│★:山登りをやってみたいと思うころ。登山回数0~1回のひと
★★:山登りにまた行ってみたいと思うころ。登山回数1~2回のひと
★★★:山登りを続けたいと思うころ。登山回数3回以上のひと
技術度│★:山歩きよりも森歩き、丘歩きに近い
★★:お手軽ハイキング気分で楽しめる山登り
★★★:ちょっとした冒険気分を楽しめる山登り
<登山レベル> 体力度:★ 技術度:★
小野路宿フットパスへのアクセス
小野路宿フットパスのおすすめ登山コース
コースタイム:約2時間5分
往路:別所バス停(約50分)→関屋の切り通し(約20分)→一本杉公園
復路:一本杉公園(約30分)→関屋の切り通し(約25分)→別所バス停
新宿駅から電車とバスを乗り継いで、約一時間。東京郊外の町田市小野路には緑豊かな里山が今なお残されている。
今回のコースは別所バス停をスタート。都道18号から一歩道をそれると、突如として目の前に広がる田園風景! その〝突然さ〟と歩くにつれ変化する風景は、フットパスの大きな魅力だ。
まずは谷戸沿いの農道を進み、妙桜寺の手前で舗装路から左手の雑木林のなかへ。うっそうとした尾根の小道を、子ども時代に戻った気持ちで探検しよう。
布田道に出たら、右折。幕末期には小野路と江戸を結ぶ近道として多くの人に利用されたこの道は、今にも剣士が歩いてきそうな雰囲気。この先の関屋の切り通しで、気分は江戸時代にタイムスリップ!
一本杉公園で休憩後は、旧小野路宿に立ち寄ろう。古くから交通の要衝であった小野路が宿場として栄えた名残を、都道156号沿いの旧家に見ることができる。最後は下草刈りされた美しい雑木林と竹林を通って、再び別所バス停へ。
自然あり、歴史あり、歩きがいたっぷりのコース。お出かけの際は、里山の美しさを維持してきた地元の方々への感謝をお忘れなきよう。
狭いエリアをおもしろそうな小道を選んで変則的に周遊。各所にバス停があり、オリジナルコースを作りやすいのも都内の里山ならではの魅力。公園内を除き、道の両側はほとんどが私有地。田畑や林に立ち入らないよう、ゴミを落とさないよう注意して、里山の美しさを守ろう。
登山のついでにちょっと寄り道
◆ひとやすみ「ピアノカフェ ショパン」
竹林のなかに現れた赤い洋館の正体はすてきなカフェ。金~日曜にはグランドピアノの生演奏あり。