登山初心者の社会人女子、こうして持ち物を揃えていきました!リアル体験談

minoyama 登山ノウハウ
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新しい友達をつくりたいという動機で登山を始めようと思った私。ひとりで試行錯誤しながら登山の持ち物を揃えていきました。登山初心者の見本のような私が、どうやって持ち物を決めていったのか、何を買って何を買わなかったのか、失敗談も盛りだくさんでお伝えします!

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登山を始めたきっかけは友達づくり

私が登山を始めようと思ったきっかけは友達づくりでした。転職して引越したばかりだったので全く友達がおらず、何かサークルに参加しようと地元の掲示板で探し当てたのが登山サークルです。

もともと登山に興味はありましたが、知識はほぼゼロ。高校の行事で地元の低山に登ったぐらいの経験値。しかも、社会人になってからの運動といえばたまに近所の公園をウォーキングする程度。 まるで登山初心者の見本のように、このような人、きっとたくさんいるのではないかなと思います。

でも、自然に癒されながらサークルメンバーと仲良く山を登りたい!と意気込んで、その日のうちに申し込みました。

最初に揃えた持ち物と失敗談

無事に入会したものの、ちゃんとした登山経験がないので何から準備したらいいか分からず。サークル主催者の方に聞くと、最初に登る山は800メートルほどで、登山靴があれば、普段ウォーキングで使用しているウェアと日常使いのザック(リュック)でも大丈夫ですよとアドバイスをいただきました。

それから登山に必要な持ち物をネットで調べ、そこで初めて「登山の三種の神器」なるものがあることを知ります。まず必要なのが登山靴、ザック、レインウェアの三つであると。

早速、登山靴を買いに行こうと思い立ち、たまたま遠方から遊びに来ていた友人(同じく登山知識ゼロ)と一緒に、近くのアウトドアショップに行ってみよう!ということになりました。

初心者にも有名なモンベルで登山靴を購入

まずは初心者でも知っている有名なモンベルへ。すぐに店員さんをつかまえ、登山初心者であること、初めて登山靴を買うこと、日帰りの低山登山がメインであることを伝えた上で、初心者でも扱いやすい登山靴を紹介してもらうことに。

選ぶポイントは、足首を保護してくれるカット部分とソールの固さとのこと。カット部分には大きく分けて、「ローカット」、「ミドルカット」、「ハイカット」という3つの種類があるそうで、日帰り低山がメインであれば整備された登山道や自然歩道を登ることが多いので、ローカットかミドルカットで十分だろうということで、その二つを中心に選んでいくことになりました。

何足か試し履きをして、店内に設置されている登山道に見立てた不整地を実際に歩いてみましたが、確かにランニングシューズとは違って急勾配の坂でも滑りにくい!なおかつがっちり足首をガードしてくれるので、でこぼこ道でも歩きやすそうだなと感じました。

最終的に購入した靴は、モンベルのミドルカットです。いくつか履いた中で自分の足に一番フィットしていたし、あとはカラーデザインが可愛かったから。これも大事!

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その後、初めて登山靴を使ってみた感想としては、雨で濡れた岩場を歩く時もとても安定感がありました。初心者ゆえに何度もつまずく場面もありましたが、足首をサポートしてくれているので怪我をすることもなく、無事登頂することができました。

ただ、やはり失敗もありまして。。

登山用靴下と慣らし履きをせずに失敗

初回はまだ登山用の靴下を購入していなかったので、普段使用している綿素材の靴下を履き、さらに登山靴は慣らし履きをせずいきなり本番。

登っている時は何も感じなかったのですが、下山途中から足首とつま先付近がひりひりと痛んできて、靴擦れを起こしてしまったのです。なんとか下山しましたが、靴擦れの痛さでテンションも下がり、せっかくの楽しい登山が痛い思い出に。

店員さんからも、最初に慣らし履きをしておいた方がいいと言われていたのですが、購入日の4日後が登山だったためぶっつけ本番にしてしまったのです。余裕をもって購入し、登山用の靴下を履いて公園などを歩いて慣らし履きをした方が絶対にいいです。

買うつもりのなかったザック(リュック)を衝動買い

モンベルで登山靴を購入した時に、あわせてアウトレット品のザックを購入しました。家にあるものを使うつもりでしたが、友人についでだから見ていけば?と言われ、見ている内にどんどん欲しくなってきて、衝動買い。

ザックに関しては店員さんには尋ねたりせず、デザインと大きさとフィット感で選びました。低山登山がメインなので、そんなに大きくなくてもいいだろうということで20リットルを購入。

しかし、ここでもまた失敗が。。

大きさだけでザックを選んで失敗

衝動買いしたザックにはウエストベルトが付いていなかったので、初めて使用した時、歩くたびにザックが上下する動きがとてもストレスに。何度か使用したのですが、やはり不安定さが気になったので二代目としてノースフェイスの20リットルザックを購入しました。

backpack

二代目を購入する際に重要視したのは、ウエストベルトとチェストストラップが付いているかどうか。実際に背負ってみると一代目よりも安定していて、気になっていたザックの揺れも軽減してくれました。但しウエストベルトは細いので、もっと太めの方が安定感は増すと思います。

あとは、機能性とデザイン。サイドポケットが付いているので、水分補給の時にわざわざザックを降ろさずにドリンクボトルを取り出すことができ、とても便利です。

日帰り登山であれば日常使いのザックでも登ることはできますが、長時間背負いっぱなしで行動することになるので、やはりちゃんと配慮された設計の登山用ザックの方が楽です。デザインもシンプルなので、旅行などの普段使いにも活用しています。

買うつもりのなかったポンチョを流れで購入

そして、モンベルの帰りにたまたま寄ったロフトで雨具コーナーを見つけ、ついでにレインウェアも買ってしまおうという勢いと流れでポンチョを購入。ひざ下辺りまでの長さで、1,000円前後で購入しました。

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本当は上下別のゴアテックス素材のレインウェアが欲しかったのですが、モンベルで見てもけっこうなお値段だったので・・・。まずは様子見でポンチョを試してみることにしました。

ポンチョは失敗ではないが検討の余地あり

天気予報は晴れだし、晴れ女の自負もあり、そんな急に雨なんか降らないでしょと余裕ぶっていたら、3度目の登山の時には雨が!早速ポンチョの出番です。

往復1時間半ほどのコースで、それほど激しい雨ではなく、ザックまですっぽりと覆い被せたので下山まで荷物は濡れずにすみました。ただ、自分の服はやはり多少濡れましたし、頂上付近は岩場が多く、手をついて登ったり狭い道を通る時は動きづらかったので、今後は予算と相談しながら上下別のレインウェアの購入を検討しようと思っています。

山の天気は変わりやすいというのは本当にその通りで、登山口では晴れていたのに、だんだん雲行きが怪しくなってきて、山中で急に雨が降り出すことも多々あります。雨具は何かひとつ準備しておくと安心です。

私のように日帰り低山登山がメインで、最初から高価なものは・・・という方は、とりあえずポンチョや簡易レインコートなどで様子を見てみてはどうでしょうか。

あると便利な持ち物

何度か登っているうちに「あれがあったら便利かも・・・」「あれを持ってきておけばよかった・・・」と思う場面が出てくるようになりました。その度にザックの中身を見直し、自分なりにアップデートしています。下の写真は私の現在の持ち物です。

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①帽子

ツバの広い帽子は日焼け防止に効果的。汗をかいたら頭がとても蒸れるので、通気性のいいものがおすすめです。気分によってキャップと併用しています。

②上着

登っている時は暑くても、休憩している時や山頂は肌寒く感じることが多いので、1枚羽織るものがあると安心です。コンパクトに収納できるものが便利。

③手袋

木や岩を掴んで登ることもあるので、汚れやケガを防ぐために購入しましたが、冬は防寒にもなります。スマホ操作ができるタイプにしています。

④小銭入れ(小さめの財布)

普段使いの財布はかさばるので、自販機で飲み物を買ったり、下山後の温泉などでサッとお金が出せるように準備しています。雑誌の付録です。

⑤ゴミ袋

サークルメンバーと山頂でごはんを食べた時、各自が持参していたゴミ袋で片付けているのを見て、それからは常に複数枚持ち歩くようにしています。

⑥タオル

夏場は必需品。手ぬぐいは吸水性・速乾性があるので重宝しています。使う度に肌なじみがよくなっていくのが気持ちいいです。

⑦救急セット

最初の登山で靴擦れを起こしたので、それから絆創膏は必ず携帯しています。その他、転んだりした時のために消毒液・ガーゼなども常備しています。

⑧衛生用品

左から、虫よけスプレー、ハンドソープ、ウェットティッシュ、ティッシュ。山中は水場が少ないので、サッと汚れを落とせるウェットティッシュは衛生的。百円ショップでまとめ買いしています。また、夏の低山だと特に虫が多いので、虫よけスプレーは女性陣に大人気です。

⑨レジャーシート

頂上でご飯を食べる時にみんなで座れたらいいなと思って購入しました。製紙会社の紙製のレジャーシートで、防水加工が施され造りもしっかりしています。

登山気分を盛り上げるための持ち物

頂上に着いたらまず写真を撮ったりご飯を食べて、それから各々自由に過ごします。最初は写真を撮りながらぼーっとすることが多かったのですが、せっかくなのでもっと楽しみたいなと思い、その時の気分によってプラスアルファで荷物を選んでいます。

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①コーヒー&紅茶セット

山頂でのカフェタイムのために、タンブラーに温かいお湯を入れて持参しています。職場の人からいただいたコーヒードリップや紅茶パックはジッパー袋で必要な分だけを。THERMOSとBRUNOのコラボタンブラーは保温性も高く軽量なので持ち運びに大変便利です。秋冬の山頂は肌寒いので、ホッとひと息できる飲み物があると癒されます。

②行動食

登山中は小腹がすくので、チョコやクッキーなどのお菓子をジッパー袋に入れて持ち歩いています。サークルメンバーにシェアして会話のきっかけを作ったりもしています。

③読みかけの本

普段は通勤中に読書をしていますが、たまには自然の中で読みたいなと思って、読みかけの小説を持って行くこともあります。緑に囲まれての読書はいつもよりゆったりできてついついページも進みます。

④音楽用イヤホン

頂上からの景色を眺めながらぼーっと音楽を聴いている時間が好きなので、お気に入りの音楽をダウンロードして持って行くこともあります。ちなみに最近のお気に入りはRADWIMPSです。

持ち物は小分けするのがコツ

小物や行動食など細々したものはどうしてもザックの中でごちゃごちゃになり、パッと見つけることができません。持ち物を整理するには、小分けできるジッパー袋がおすすめです。

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中の見えるビニールポーチも便利ですが、ジッパー袋はかさばらずサイズ展開も豊富、しかも防水対策にもなるので使い勝手バツグンです。IKEAやFlying Tigerなど北欧ブランドのショップはかわいい柄が多いので、よくまとめ買いします。100円ショップも最近はおしゃれな柄のものが増えてきました。

入れるアイテムごとに袋のデザインを変えておけば、あの袋にはあれが入っていると、ザックを開けてパッと見つけることができるので便利です。

私は行動食やコーヒードリップなどの食品類や、レジャーシートなどの汚れやすいものを収納しています。袋は洗って使いまわすこともできますし、汚れがひどければ捨てることもできるので気楽に使えます。

まとめ

登山に興味はあるけど、色々な道具が必要なのではと考えて、始めるのをためらっている方もいると思います。しかしここまで紹介したように、手持ちのアイテムでも代用できることが多いので、最初はあまり予算をかけなくても大丈夫です。自分のアイデア次第で持ち物はどうにでもできるので、失敗もしながらあまり気にせず、まずは始めてみてはどうでしょうか。

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この記事を書いたひと
kotoha

アウトドア系女子に憧れる30代OL。2018年から登山を始め、普段は会社員として働きつつ、休日に友人や登山サークルのメンバーと日帰り低山メインで登っています。海が見える、イチョウ並木が綺麗など、山ごとに楽しみを見つけては、日々の疲れをリフレッシュ。最近は山ごはんレシピを勉強中です。

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