登山道具は防災セットにも代用できる?一人暮らし女子に必要な防災セットを準備してみた

避難場所看板 ちょっと休憩
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防災意識は高まってきたものの、ついつい後回しになっていた防災セットの用意。家にいる時間が増えている今こそ、改めて自分の身の回りの生活を見直す良い機会。そういえば登山道具には防災グッズとして活用できるものがたくさんあるはずと、見直してみました!

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なぜ防災セットを見直そうと思ったのか

クローゼットを整理していると、一人暮らしを始めた時に準備しようとしていた防災バッグが出てきました。中身を見ると空っぽのまま…。

一人暮らしを始めた時に、自分の身は自分で守らなければと思い、防災セットについてネットで調べていた時期がありました。ただ、急を要するものではなかったので、調べたっきりでそのままになっていたのです。

最近は地震や豪雨災害などが増えてきて、私の地元でも昨年の西日本豪雨災害で大きな被害を受けました。もしかしたら自分の住んでいる地域も明日には災害が起こるかもしれない!のんびり屋の私もさすがに不安になり、登山道具を見直すついでに、今まで後回しにしていた防災セットの準備をしようと、ようやく重い腰を上げたのです。

防災セットには何が必要?

さて、防災セットといっても何から揃えたらいいのか…。私の知識は最初に調べた時から全く更新されておらず記憶もあやふやなまま。まずは改めて調べ直してみることにしました。

ネットで「防災セット リスト」などで検索すると多くの記事が出てきますが、人によって必要な物の重要度が違うので、これが正解!というリストはないと思います。そのため、自分の立場に置き換えて取捨選択する必要があるとわかりました。

今回は「災害時に避難所へ持ち出す防災セット」を想定し、私(一人暮らし女子)が必要だと思う防災グッズをリストアップしてみました。

あれもこれもと詰め込みすぎると持ち出すのが大変なので、必要最低限に収めることも考えなければなりません。また、電気、水道、ガスなどのライフラインが止まる可能性もあります。避難所でもすぐに公的支援が届かない場合もあるので、最低3日間過ごせるための備えをしようと考えました。

<一人暮らし女子向け・防災グッズリスト>

  1. 保存水
  2. 非常食
  3. 懐中電灯(ヘッドランプ)
  4. 圧縮タオル
  5. レジャーシート
  6. 救急セット(常備薬、絆創膏、包帯、綿棒、消毒液等)
  7. モバイルバッテリー
  8. ラジオ
  9. 使い捨て下着
  10. 生理用品
  11. 簡易トイレ
  12. 筆記用具
  13. 歯磨きシート
  14. 水なしシャンプー
  15. トイレットペーパー
  16. ウェットティッシュ
  17. 雨具(レインコート)
  18. ポリ袋
  19. 貴重品( 小銭、保険証と運転免許証のコピー )
  20. スリッパ

調べていくうちに、これは登山用に準備してるなぁ、と思うものがほとんどで、そこで思い切って登山道具と防災バッグを一緒にしちゃおう!と考えました。そうすればワンルームでも収納場所に困らないし、登山に行くついでに防災セットも必ず意識することになるので、これはいいかも!

今持っている登山道具を把握する

次は、今自分が持っている登山道具の中から、上記リストの防災グッズとしても使えるものを並べてみました。半分くらいは登山道具として既に持っているもので活用できそうです。

防災セット

3. 懐中電灯/4. 圧縮タオル/5. レジャーシート/6. 救急セット/7. モバイルバッテリー/9. 使い捨て下着/11. 簡易トイレ/16. ウェットティッシュ/17. 雨具/18. ポリ袋/19. 貴重品

タオルは圧縮タイプの方がかさばらないので持ち運びに便利です。避難所では洗濯ができないと思うので、3日と想定すると使い捨てできるものが衛生的にも良いと思います。こちらは百円ショップで購入しました。

防災セット 圧縮タオル

山の写真を撮るのに夢中で携帯が充電切れになったことがあり、それから7.モバイルバッテリーを購入しました。3coinsのものは1,500円なのに大容量で、3回程フル充電できる優れものです。避難所では家族と連絡を取ったり、災害情報を得たり携帯電話を使用することが多くなると思うので、ひとつ持っておけば安心です。

防災セット モバイルバッテリー

私はトイレに行く回数が多いので、登山では念のため簡易トイレと使い捨て下着を準備しています。生理現象は止められないので緊急時に重宝するかと思います。どちらも百円ショップで購入。簡易トイレは事前に使い方を確認しておけば、焦らず落ち着いて使用できます。

防災セット 携帯トイレと下着
防災セット 携帯トイレの中身

あとは、避難所で水が使えないことを想定して、ウェットティッシュは除菌のアルコールタイプだけではなくノンアルコールタイプも準備しておいたら便利かなと思いました。レジャーシートも薄手だと座り疲れると思うので、折り畳み式のクッションマットがあれば少しは快適に座れるかと思います。

また、10.生理用品、12.筆記用具、15.トイレットペーパー、20.スリッパは家にあるもので追加。トイレットペーパーは芯を抜いて潰しておくとコンパクトに収納できます。スリッパは部屋履きで使ってないものがあったので防災セットに加えました。少しかさばるので、後々折り畳みを購入しようかと考えています。

防災セット トイレットペーパー

現在家にあるもので準備できた防災セットです。

ただ、追加したものは登山には不要なので、別の袋に収納してザックに入れておき、登山の際は家に置いていくスタイルにしました。いつでも持ち出せる状態をキープしておけば慌てずに済みます。

防災セット
防災セット

防災セットを更新していく

自分が今持っているアイテムを踏まえ、新しく購入するものとしては以下を検討しています。

1.保存水/2.非常食/8.ラジオ/13.歯磨きシート/14.水なしシャンプー

今までは賞味期限のあるものは管理が面倒だったので準備していなかったのですが、これを機に保存水と非常食も準備しようと思いました。保存水は、2Lを1本、500mlが2本で3日間はひとまず安心かなと。ただ、市販のものは1~1年半の賞味期限が多いので、こまめなチェックができないなら、5~7年程の長期保存水がいいと思います。

非常食は1度試しに食べてみて好きな味を揃えておくと、避難所生活でのちょっとした楽しみになると思います。また、非常食は賞味期限が近くなったら山ごはんとしても使えるので、山頂でも気軽に食べられるアルファ米やフリーズドライを検討中です。

歯磨きシートと水なしシャンプーは避難所で水が使えない場合を想定し、衛生管理のためにも必要かと思いリストに加えました。

避難所生活で活躍!あると便利な登山道具

私が今回見直した防災グッズは避難所で過ごすための必要最低限のセットですが、より快適に過ごすために活用できる登山道具は他にもあります。

◆バーナー(燃料)&クッカーセット

不安な避難所生活では暖かい食べ物があるだけで、きっと気持ちがホッとすると思います。登山用のシングルバーナーとガス缶があれば簡単に火が使えて、コンパクトなので持ち運びも便利です。冬場はお湯をわかしてペットボトルに入れれば、湯たんぽ代わりに暖かく眠れます。

◆寝袋(シュラフ)

特に冬の避難生活だと、寒さで十分な睡眠が取れずに体調を崩す可能性が高いです。支給された毛布だけでは寒い場合、登山用の寝袋がひとつあれば安心。さらに湯たんぽやホッカイロを忍ばせておけば、寒い夜でもぽかぽかあったかい。登山用の寝袋はコンパクトなので手軽に持ち出せます。

封筒型とマミー型の2種類があり、封筒型は普段使用する布団に近い形で安価なものが多いですが、サイズが大きく重さもあります。登山用と兼用と考えると、マミー型の方が軽量タイプが多いのでおすすめです。

◆携帯浄水器

避難所での水が不足している時などに浄水器があれば少し安心かも、と思いました。また、登山の際の緊急事態でも、浄水器があればなんとか飲み水を確保することができるかもしれません。小さなものなので1つ用意しておくと安心です。

まとめ:登山道具と一緒に管理するのがおすすめ

防災に備えなきゃ!と思うと肩に力が入りすぎて疲れてしまうので、登山道具を見直すついでに防災セットも見直そう!と考えた方が楽しく取り組めるのでおすすめです。

登山道具は災害時の避難所生活にも代用できるものが多くありますので、山に行けない時間を使って、ぜひ見直してみてはどうでしょうか。

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この記事を書いたひと
kotoha

アウトドア系女子に憧れる30代OL。2018年から登山を始め、普段は会社員として働きつつ、休日に友人や登山サークルのメンバーと日帰り低山メインで登っています。海が見える、イチョウ並木が綺麗など、山ごとに楽しみを見つけては、日々の疲れをリフレッシュ。最近は山ごはんレシピを勉強中です。

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