クライミングが安くできる場所を探して|港区スポーツセンター(東京)

ちょっと休憩
スポンサーリンク

きらめく大都会の港区で、クライミングが安くできる場所がある!?という風の噂を聞き、東京の港区スポーツセンターへ真実を確かめに行ってまいりました。結果としてはクライミングウォールは置いといて、スポーツセンターの設備が素晴らしく、最終的には何を目的で来たか忘れるほど大満足で帰路につきました。きっと行ってみたくなる、現場の様子をご覧ください!

スポンサーリンク

港区スポーツセンターについて

出典:港区ホームページ

JR山手線の田町駅、または地下鉄三田駅より徒歩6分という好立地。線路沿いにあるため、駅からの道もわかりやすく便利。 みなとパーク芝浦という、港区の8階建ての総合施設の中にあります。 体育館や武道場にトレーニングジムもある大型スポーツ施設です。

利用料金・設備

全く初めての利用でも、一般800円のチケットを自動券売機で購入して改札機を通るだけ!というかんたんシステム。思いがけずとっても便利。しかも港区在住または港区勤務の方は、登録手続きをすれば500円という安さで利用できます。一般の800円はちょっと高い?と思いましたが、いえいえ、この後に施設を使ってみたら、トータルで十分な安さでした。

◆アクセス:JR山手線「田町駅 」より徒歩約6分/都営三田線「三田駅」より徒歩約6分

◆利用料金:港区在住または港区勤務の方500円、それ以外の一般の方800円

◆利用時間:8:30~22:30

◆休館日: 第1月曜(休日の場合は翌平日)、年末年始、施設点検日

アクセス詳細>>    利用料金詳細>>

大人が登るには逆にハードルが高いパネル壁

さあ、いざ登るつもりで行きましたが、見た瞬間、あっ、、、と固まってしまった小さなボルダリングウォールは、5階のロビースペースの一角にあります。どう見ても子供向けと思われますが、大人も利用OKです。

ちなみに何故か同じコーナーにボクシングのサンドバッグ。子供たちが壁を登っている横では、「シュッ、シュッシュッ!」とパンチを繰り出しガチのトレーニングをしている人がいてシュールな光景でした。

雰囲気:子供たちにどう溶け込むかがカギ

壁の難易度よりも、このスペースで子供に混じって登ること自体が超高難易度です。特に保護者が近くで見守っているところにいきなり黙って入って登り始めると、こんな狭い子供向けのスペースで、なんて大人げないのかしら、と思われてしまうので大変危険。まずは挨拶、コミュニケーション。

誰もいなければいいのですが、体育館や武道場などたくさんの施設があるので、なんとか教室など親子連れの出入りも多くタイミングが難しいところ。考えた結果、明るく「順番誰かなー?次に登ってもいいー?」なんて声をかけて、子供たちと一緒に遊んでしまう作戦をとりました。何より子供がいる方はカモフラージュに連れて行くのがベストです。

また、子供たちは裸足や靴下で登っているので、ここで本気のクライミングシューズを出すのはかなり勇気がいります。逆にちょっと恥ずかしい。シューズは履いてもOKなので、大人ぶって館内で履いていたスポーツシューズで登ろうとしましたが、ホールドで滑って足が置けなかったので、結局脱いで子供と同じく裸足で登りました。それはそれで全く感覚が違い、足元が頼りなくて登りにくいという。。。

ここはもうクライミングという意識を捨て、ムーブって何?ダイハツ?日産?くらいに完全に忘れて、子供の時、木登りや塀を登って遊んでいた頃の気持ちに戻るのが、正しい楽しみ方です。

利用ルール:その場の子供たちに従いましょう

スタート・ゴールと書いてありますが、ひとつの課題が左から右へ連続しているわけではなく、左側の課題をひとつ登ったら、真ん中の課題、右側の課題と、ひとつずつズレて譲っていくことになっています。土日など人の多い時は流れができるようですが、子供たちはルールなど読んでおらず好きに登っていますので、郷に入れば郷に従えで、その場の空気を読んでください。

課題数は7つほどで、全て足自由。色分けで手の順番だけ書いてあり、特に難易度は書いてありません。但し、壁はほんの少し傾斜があるため、ぱっと見た感じよりも実は登りづらい。例えば普段は運動もしないようなママさんが、子供を遊ばせるついでに何気なく登ってみようとしたら、あれっ、あれっ、なにこれ?難しい?簡単そうに見えるのにママ登れないわ?となると思います。

充実設備がステキすぎる

こちらの港区スポーツセンター、クライミングはさておき、トレーニング目的で通いたくなる、素晴らしい環境が整っていました。公共施設だからと甘く見てましたが、住宅街のスポーツジムよりもむしろ広くてキレイで快適。平日午後のスポーツジムとなると、普通は元気な奥様方のサロンと化しているのですが、ここでは働き盛りの年代の方々が多い印象です。港区ということもあり、仕事の合間に来ている人もいるのでしょうか。

こちらは3階受付と同じフロアにある、更衣室やトレーニングパーク前の休憩スペース。広い!キレイ!更衣室内にはロッカーもざっと300近くあるほど広々。公式大会なども行われる施設なので、広く数も多く用意されているのでしょう。もちろんシャワールームもあります。

トレーニングパークの中は撮影禁止だったのですが、この通路の先にはトレーニング天国が広がっていました。左側にはマシンがずらーっと並んでいます。有酸素系のランニングマシンやバイクで40台以上、筋トレ系も30台以上、通路も広くて開放感があります。右側には30名くらいは余裕で動ける広さのオープンスタジオがあり、エアロビクスやヨガなどのプログラム系が行われています。

ちょうどいい時間にあったエアロビ60分に気軽に入ってみましたが、どうやら上級クラスだったらしく。ターンやステップがめまぐるしく繰り広げられ、目が回る回る。あきらめて堂々と基本ステップ&笑顔で乗り切りました。B系ファッションのおじいちゃんに負けたのが悔しい。

今回は利用しなかったのですが、3階にはプールもあります。団体利用があるため常に全コースは開放されていないようですが、それでも十分でしょう。

6階には屋内ランニングコース。5階アリーナの観客席が利用されており、1周200メートルの周回コースです。ちびっこ体操教室を眺めながら、ぐるぐると回ってみました。時間表示の電光掲示板もあり、距離が決まっているので、ダッシュとジョグなどのサーキットトレーニングもやりやすいと思います。

さらにさらに、7階には同じ長さの屋外ランニングコース!雨だったので利用できませんでしたが、屋内・屋外と雨でも晴れでも気にせず走れるなんて素晴らしい。

スーパーのお総菜コーナーもステキすぎる

トレーニング後にはビール?いやいや、栄養摂取!でしょう。駅周辺は繁華街でお店はたくさんありますが、ここでお知らせしたいのは、JR田町駅とスポーツセンターの間にあるスーパー「LIFE」。

ホテルのビュッフェかと見間違うようなお惣菜コーナーには多彩な肉料理、サラダ、お寿司、中華、カレーバー、スープバー、お弁当。。トレーニング後すぐに、たんぱく質、糖質、ビタミンなど、お好みの栄養をお好みの総菜で摂取できるパラダイス。。。

しかも隣にはイートインコーナーがあり、電子レンジがなぜか4台も完備され、壁際の席には電源あり。ランチでもディナーでもない中途半端な時間、カフェでもファストフードでもなく、ひとりでゆっくり好きなおかずが数百円で食べられる。最高ではないでしょうか。

ちなみにLIFEが1階に入っているビル「ムスブ田町」の4階にはスターバックスとくまざわ書店のブックカフェがあり、電源やwifiもありますので、コーヒーを飲みながら新刊の試し読み、ちょっとPC開いてお仕事、なんてことも可能です。

ムスブ田町にオープン!スーパーとブックカフェにも行ってみた | 田町新聞
「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」の商業ゾーンにて開店が待たれていた残りのショップが…とうとう2018年12月4日(火)にオープンしました!そのうちスーパーマーケットとブックカフェに入れる機会をいただいたので、オープン1時

まとめ:壁はなくてもジム目当てで通いたい

マシンして、エアロビして、一瞬童心にかえって(ボルダリング)、ランニングしてと、たっぷり遊んで800円。どこも広くて清潔でのびのび快適。

800円×週2回で1ヶ月通っても6,400円。この金額だと、普通のスポーツジムの場合はナイトタイム会員や休日会員など、限定会員でしか入会できないと思います。ここなら時間制限なし、曜日制限なし、毎回支払でムダもなし。

終わった後のLIFEお惣菜コーナーまで含めて、自宅でも職場でもない居心地の良いサードプレイス!?気が付けば、目的はクライミングだったことを忘れてた。。トレーニング好きな大人の遊び場としては最高の、港区スポーツセンターでありました。

(編集部:屋久島りかこ)