登山初心者が遭難しないために気をつけるべきポイントとは?

登山で遭難しないために 登山ノウハウ
出典:写真AC

まだ行ったことのない山にチャレンジしてみたい!と思っている登山初心者の方も多いのではないでしょうか?いつもと違う山に行く場合、心配なのが遭難です。誰にでも起こりうる遭難ですが、今回は初心者が特に陥りやすい遭難や、気をつけるべきポイントについて紹介します。

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登山者初心者が注意すべき遭難1~道迷い遭難~

道迷い遭難の起こり方

登山者が多い人気の山であっても、前の人について行ったら目的のルートと違っていたということや、上級者向けのルートに迷い込んでしまうこともあります。また、踏み跡に沿って何も考えずに進んでいると、実際の登山道から外れていってしまうこともあります。動物の通るけもの道や、同じく道を間違えた登山者の踏み跡であることが原因です。沢に迷い込んでしまうと、抜け出すのも見つけてもらうのも非常に困難になります。

気をつけるポイント

事前準備として地図の確認はもちろん、ネットでの登山レポートや山域別のガイドブックなどに目を通し「迷いやすいポイント」や「コースの全体像」を掴んでおきましょう。

また、どんな山であっても地図は必ず持っていきます。初心者の方には昭文社が発行している『山と高原地図』が見やすくておすすめです。目印となるものや迷いやすいポイントがあれば地図に書き込んでおき、あと何分くらいで何がある、これが出てきたら休憩など、自分が今、地図のどこを歩いているのかを常に確認しながら歩きます。 さらに、地図読みを勉強して、コンパスも使えるようになるのが理想的です。

登山道にはペンキや赤テープなどの目印や道標がつけられていることが多いです。見える範囲で常に先を確認しながら、見落とさないように進みましょう。しかし中には登山道の目印ではない、産業利用のテープなどもあるため、それだけに頼って進むのは危険です。あくまで補助的な役割としてとらえ、基本は地図と照らし合わせながら進むというのを怠らないようにしましょう。

登山者初心者が注意すべき遭難2~気象遭難~

気象遭難の危険性

山の上では天気が変わりやすいというのは本当で、晴れていたのに急に風雨が強くなったり雷が鳴り出したりすることがあります。夏山でも風雨が強まると視界がきかなくなり、岩場など危険箇所は通行が困難になってしまいます。雷が鳴り出すと、避難できる場所が少ない山の上では避けるのが非常に困難になり、落雷の危険も高くなります。また、雨風に晒されると低体温症の危険性も出てきます。

気をつけるポイント

夏山では午後から夕方にかけて雨や雷のリスクが高まります。行動はできるだけ午前中~午後の早くまでにテント場や山小屋に到着するようにコースタイムを設定しましょう。

また、風雨が強まる予報や雷注意報などが出ている場合は無理な行動はせずにテント場や山小屋に停滞し天候の回復を待ちましょう。天気予報が晴れでも、どんな予報でも、機能がしっかりとした登山用の雨具は必携です。

登山者初心者が注意すべき遭難3~滑落や落石による遭難~

滑落や落石による遭難の起こり方

足を踏み外す、浮石を踏むなどの原因で滑落や落石は起きます。初心者は特に山での歩き方が不慣れな為に、滑落や落石のリスクは高くなります。また、前行者との間隔が近すぎると、すれ違いの際に滑落や落石に巻き込まれてしまうといった事例もあります。

気をつけるポイント

登山では基本的には登りが優先です。滑落や落石の危険が少ない安全な場所で山側に体重をかけ、登ってくる登山者が行くのを待ちましょう。

落石を起こさないためには、歩き方に注意が必要です。つま先から蹴り上げるように歩くのではなく、足裏全体で地面としっかりととらえ、フラットに着地するように歩きましょう。これは疲れないようにするためにも大切な歩き方です。また、前行者との間隔はしっかりとり、万一の滑落や落石に巻き込まれないようにしましょう。

登山者初心者が注意すべき遭難4~見通しの甘さによる遭難~

計画ミスや判断の甘さによる遭難の起こり方

油断しがちなのが、計画段階でのコースタイムの設定ミスや、山行中に休憩時間を多く取りすぎてしまうなど、自分自身の行動によって引き起こされる遭難です。

初心者の方は自分の登山の体力がわからず、山歩きにも慣れていない為、コースタイムを大幅にオーバーしてしまうことがあります。また、逆に山頂などの景色が良い場所で写真を撮ったり休憩でのんびりしすぎてしまい、下山が予定よりも遅れてしまうことがあります。

日没後の山中は真っ暗で何も見えません。そこでヘッドライトも持っていない場合や、持っていたとしても段差などの危険箇所も非常にわかりにくく、道迷いや滑落の危険性が非常に高まります。さらに悪天候も重なると、山小屋や下山口に早くたどり着けなければ、低体温症などのリスクもあります。

気をつけるポイント

まずは計画段階で無理のないスケジュールを設定することが重要です。最初はコースタイムの1.5倍など余裕をもって計算したり、短めのコースを選んで午後早めに下山するようにして、少しずつ経験を積んでいきましょう。

また、登山では1時間歩いて少し休むなど、途中に短い休憩を挟みながら進むのが基本で、何時間もずっと歩いてお昼にゆっくりまとめて1時間休憩する、といった歩き方はしません。何ヶ所かポイントを決めて、「何時までにはこのポイントに到着しておく」「遅くとも何時にはここを出る」と設定をしておけば、時間や先のみえない不安になることがありません。

安全な街とは違い、山では予測不可能な危険がたくさんあり、誰でも遭難してしまうリスクがあります。しかし、勉強して準備をすること、そして経験を積んでいくことで遭難の危険を限りなくゼロに近づけることは可能です。いつでも事前準備を怠らないことと、行動中のリスク回避の意識をもって、登山にいどみましょう。

登山ノウハウ
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