春の月山(がっさん)|山形県|初めての百名山&雪山ピークハント!

月山 東北
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スノーハイクにも慣れてくると、そろそろ雪山のピークハントをしてみたいと思い始めます。しかし厳冬期はちとハードルが高い。どうにか初心者でも行ける山がないかと調べてると、4月に月山に登りましたという、なんとも興味をそそるブログを発見しました。ということで、今回は山形県の中央に位置する名峰、月山が舞台です。

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4月に登れる雪山、月山にチャレンジ

4月といえど、まだまだ雪が多い山形県の山。月山もあまりの豪雪地帯のため、4月中旬にやっとスキー場がオープンします。それを狙ってスキーヤーと登山者が集中し、その人気ぶりは平日でも駐車場が埋まるほどです。

ただ、雪山に慣れた登山者なら混雑は嫌かもしれませんが、こちらはまだまだ雪山初心者。スキーヤーでもバックカントリーをメインとした人も多く、山頂まで行く人もかなり多いので、しっかりとしたトレースもあり安心感があります。

そして何より厳冬期と比べて晴れる確率がかなり高い。天気が良くなければさすがに雪山にひとりで挑戦はできないので、時期としても4月ならいいのでは、と考えました。

お迎え時間制限もクリアして登頂大成功

もちろん今回も子供の迎えまでには帰る予定なので、それを踏まえて計画をたてます。月山スキー場までは車で2時間ほど、リフトは8時に始動するので、家を出るのは6時で決定。

登山の行動時間は長くみて6時間とすると14時下山、それから帰ってちょうど迎えの16時。。ギリギリだとちょっとヤバいかなと思うが、運転も飛ばしたら2時間はかからないだろうし、ある程度余裕はできるだろう。最悪、妻が帰ってくる前に子供と家にいればなにも問題ないのだ。

ちなみに、子どものお迎え問題についてはよろしければこちらもご覧ください。

寝坊することもなく順調にスキー場に到着。駐車場では美化協力金という名の駐車料金500円を払います。駐車場から歩いて5分ほどのリフト乗り場に向かいますが、なぜかこの時点で30分ほど押していました。コンビニに寄ったのが原因かな。食料買って、ヤンジャンを立ち読みしただけのはずなのに。。

30分のハンデを抱えてリフトに乗ります。リフト料金は往復で1050円です。ここで登山届も提出できます。

月山スキー場

ここからは新アイテム、ついにアイゼン投入です。何を買おうかと迷いましたが、結局使ったことがないので何を買っても一緒かなと思い、見た目で選びました。ブラックダイヤモンドの12本爪です。ヘソクリで買ったのでボスは値段も知りません。バレたらちょっと困る。

アイゼン

リフトを降りると2つのコースにわかれます。姥ヶ岳に登って尾根沿いに山頂に向かうか、姥ヶ岳を回避して雪の斜面をトラバースしていくかのどちらかです。景色はもちろん尾根沿いコースですが、体力的に楽なのはトラバースコースだと思います。ただ、トラバースコースは目印がないので天気の悪い日は危険です。慣れている方でGPSなどあれば大丈夫なのかもしれませんが、基本的にはやめた方がいいと思います。そもそも、天気の悪い日に雪山は怖いので、私は行かないようにしています。

今回は天気も良いのでもちろん尾根沿いコースを選択。まずは姥ヶ岳へ直登しますが、なかなかの急登です。こちらのルートはTバーリフトなどがあるので、それを目印に登ることができ、ゲレンデを登りきると鳥海山が表れます。

月山スキー場

尾根に出れば山頂まではほぼ一直線ですが、アップダウンがあるので何気にしんどい。尾根沿いには目印が一応あります。山頂へ近づくにつれて標高も上がり風にもさらされ、やはりスキー場とは違う空気感です。

月山

最後の頂上までのビクトリーロード!標識などはないので、神社辺りが山頂です。初めての雪山ピークハント、初めての百名山、最高の天気で登頂を果たすことができました。

月山

しかし自分には子どものお迎えというミッションがあるため、山頂でゆっくりしている暇もなく、早々に下山。最終的には予定より1時間ほど早く登山を終えたので、迎えには間に合いました。良かった。

月山

持ち物としては、12本爪アイゼンのほかに、ストック、サングラス、日焼け止めも必須です。スプレーの日焼け止めをしましたが、それでは弱かったようで翌日は真っ赤になり大変なことになりました。日焼け止めは強力なクリームタイプをおすすめします。アイゼンは12本爪がベストです。6本爪の人が途中でアイゼンが効かず、残念ながら撤退しているのを見ました。雪の状況によってはワカンやスノーシューもあった方がいい場合もありそうです。

ついでに立ち寄りたいスポット

◆ 志津温泉

スキー場に行く道中にあるのでとても寄りやすい温泉。いろんな宿で日帰り入浴ができるので、選べるのも良い点です。

◆ 羽黒山

また山かよ、と思うかもしれませんが、こちらは車で行ける山の神社です。歴史ある出羽三山の月山、湯殿山、羽黒山と3つの合同神社になってるので御利益も三倍?車を下に停めて石段の参道を歩くのがおすすめですが、2446段の階段を登りますので、月山とあわせて行くなら体力と要相談です。

◆ 笹川食堂

羽黒山から鶴岡市街に向かう途中にある老舗のうどん屋さん。地元では知らない人はいないのではと思うほど。メニューは肉うどんのみのとてもわかりやすいラインナップですが、味は間違いありません。

まとめ

スノーシューハイクももちろん楽しいのですが、やはり雪山の頂に立つというのは格別なものでした。厳冬期を避けて、天候が安定する春の雪山に挑戦してみてはどうでしょう。同じ山でも全く景色が違い、青空と雪のコントラストはとても感動すると思います。

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この記事を書いたひと
yama_shon

山形県の名峰・鳥海山の登山口まで30分の地区に住む、平日ソロハイカー。子供のお迎えまでには帰ることをモットーにして、いつかは家族で登山することを夢見ています。主に鳥海山、東北の山で活動中。

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山歩みち