一緒に登れる山仲間が欲しい!探す方法とそのポイントは?

登山ノウハウ
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山仲間とワイワイ楽しく登りたい。登山を始めようと思った当初、そんな漠然としたイメージがありました。一人でのんびり登るのも魅力的でしたが、山仲間と一緒に頂上でご飯を食べたり、写真を撮り合ったりすることへの憧れ。登山初心者なのに、山仲間はどうやって探したらいいの?という不安もありましたが、最終的には登山サークルで楽しい山仲間を作ることができ、今に至っています。私の経験を交えながら、そのポイントや注意点を紹介していきます!

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山仲間を探す!おすすめの探し方4選

私は登山サークルで山仲間ができましたが、他にもいくつか方法はあります。費用や参加しやすさなどで考えてみるのが良いと思います。

アウトドアショップの登山イベントに参加する

アウトドアショップの登山イベントは全国各地で随時開催されており、初心者から上級者まで幅広く参加できます。地図の読み方などの講習会、登山道具の体験イベント、有名な方のトークや報告会など様々な企画があり、楽しみながら学ぶことができます。

トークや報告会などイベント系は無料の場合もありますが、講習会は2,000円~10,000円程度かかることが多いです。

例えばモンベル主催の『山歩き講習会』は主に初心者を対象としており、これから登山を始めたい方が多く参加しているので、同じく山仲間を探している初心者と仲良くなれる確率が高いと思います。

旅行会社のパッケージツアーに参加する

旅行会社では目的やテーマごとに企画された登山ツアーがあります。憧れの山への登頂を目指す経験者向けのツアーや、フルーツ狩りなど季節のイベントをセットにした観光込みのツアーなど、自分の趣味嗜好に合わせて選ぶことができます。

例えばクラブツーリズムではシリーズ企画があり、目標とする山に登頂するために、段階を踏んで登山知識を学びながら各地の山を登ります。参加規程回数を満たさなければならないので、ツアーで同じ方に会う確率も高くなり、目標も同じということで仲良くなれる可能性もあります。サークルに入るのは面倒だけど、一人で登るよりは誰かと登りたいという方には申込みやすくておすすめです。

観光協会の登山イベントに参加する

あまりお金をかけず、山が好きな人と触れ合えたらいいな、というくらいの方には、地元の観光協会や自治体が主催する登山イベントがおすすめです。基本的にはエリアPRなので、家族連れも含めて様々な年齢層が集まりやすくフレンドリーな雰囲気で、地域の方々との交流を深めることができます。

参加費は無料~2,000円程度で、特産品のお土産や、温泉入浴券プレゼントなどの参加者特典があることも。お祭りイベントのほか、ウォーキング、トレッキングなど内容は様々。ボランティア募集があればスタッフとして参加すれば、より山仲間に近い形で仲良くなりやすいと思います。

登山サークルに参加する

SNSの普及で以前よりかなり身近となってきているのが登山サークルです。インターネット上には様々な登山コミュニティがあり、その都度メンバーを募集しています。

参加費としてはかからないところがほとんどで、乗り合わせの際のガソリン代を徴収する程度。年齢層は20代~40代が多く、自分の歳に近いサークルであれば、気の合う山仲間と出会える確率は高くなり、継続的な参加でメンバーとの仲間意識も強くなります。ただ、アウトドアショップや旅行会社のイベントに比べると信用性が低いので、自分でしっかりとした下調べが必要です。

私が登山サークルを選んだ理由とは?

私は交友関係を広げることが登山を始める目的のひとつにありました。アウトドアショップや旅行会社の主催するツアーやイベントは信用性も高く、ガイドも同行なので初心者向きで 仲間も作れそうでしたが 、毎回参加すると費用が高くなってしまうのが難点です。そこで、長期的に山仲間と活動できて、費用のかからない登山サークルに参加することを決めました。

まずは、住んでいる地域に登山サークルが存在しているのかどうか、ネットで『登山サークル (地域名) 募集』というキーワードで検索。すると、アウトドアやスポーツ系のサークル募集の掲示板がいくつかヒットしました。

その中でも一番規模の大きそうな『スポーツやろうよ!』という掲示板で、居住地のサークルをさらに検索してみました。SNSではなく掲示板のメリットは、最初の段階ではまだ直接の連絡先を教えたくない場合でも、掲示板内のメールで気軽にやりとりができるという点です。安心して問合せすることができました。

サークル選びで重要視した点・注意した点

まずサークルを選ぶ際の絶対条件や、重要視する希望条件を決めておかないと、恐らく迷うばかりで決めることができないと思います。今回の絶対条件としては、参加しやすいように居住地エリアで活動していることでしたので、最初から検索や掲示板で絞込をかけました。

サークル選びで重要視した点

検索結果からさらに選ぶ際に重要視した点は、①年齢層、②男女比、③登る山のレベル・目的、④開催日時・頻度の4点です。

1.年齢層

なるべく年が近いほうがいいと思い、自分の年齢±5~10歳と決めていました。登山では長時間共に行動するので、年齢が離れすぎていると話が合わず、気まずい雰囲気になってしまうのではないかとの懸念もあったからです。

2.男女比

メンバーの男女比はなるべく同じくらいの比率が希望でした。女性が少なすぎるとイベントによっては女性参加者が0人の可能性も高くなるため、それは避けたいと思っていました。

3.登る山のレベルと目的

低山メインで活動していきたかったので、標高1,000m以下の山を中心に登っているかどうか、のんびり登山を楽しめる初心者向けのサークルかどうかを見ていきました。

4.開催日時と頻度

仕事は土日休みが多かったので、少なくとも月1回、土日のどちらかにイベントが開催されているサークルをメインに探すことにしました。

サークル選びで注意した点

私はサークルにはひとりで申し込むことに決めていました。友人と参加してしまうと、その友人とばかり話してしまって他の参加者と話す機会が減ってしまうのではないかと思ったからです。

そのため、掲示板に掲載されているサークルの写真やHPは必ず確認しました。メンバーの年齢層、男女の割合や雰囲気を事前に知ることができますし、HPのあるサークルであれば、トラブルが起きないようにルール作りなどしっかりされていることが多いので、信用度も高いと思います。事前に確認することによって、全く顔の知らない人と会うよりは、多少なりとも緊張感を和らげる効果もあります。

ちなみに、初回の参加で現地まで車に乗り合わせて行くことになった場合、メンバーの中に女性がいるか必ず確認していました。私は車を所有していなかったので、現地まで乗り合わせできるのはとても有り難かったのですが、やはり初めて会う方の車に女性一人で乗るには抵抗があったからです。これは女性の意見だと思いますが、安心して参加するためにも、細かく確認して良いと思います。

実際サークルに参加してみて山仲間はできたのか?

先に紹介した点に気を付けながら、私は今までに2つの登山サークルに参加しました。結論から言うと、そのうちのひとつで、当初想像していた山仲間とワイワイ楽しく登るという目的も実現でき、このサークルなら継続的に参加できそうと思い、今も続けています。

その2つはどちらも同じ掲示板で募集されていましたが、重要視していた4つの条件の中で、違いは土日開催と平日開催です。基本的にリーダー役の方は毎回参加されていて、そこに常連の方が3~4人、初参加が2~3人という構成で、10人前後で登るという感じです。リーダーとは日程の連絡を取り合っていたので、当日は他のメンバーに紹介してくれて、行動中に打ち解けていくことができました。

ただ、平日開催のサークルは経験者が多く、初心者の私にはやや厳しめのペース。道中の会話やおやつタイムを楽しみにしていた私には少し期待外れとなってしまい、そのサークルは目的が違うと感じ一度だけの参加となりました。

土日開催のサークルは、イチョウ並木のコースへ寄り道したり、滝を見に行ったりと、比較的ゆったりした登山でした。一眼レフカメラを持参していた方もいて、みんなで集合写真を撮ったり、メンバーとの距離もグンと縮まり満足な結果に。何度か参加していると徐々に顔見知りも増えてくるので、長期的に付き合える山仲間を探していた私としては、毎回の登山がとても楽しみになりました。

まとめ

登山サークルの存在を知った当初は、「知らない人たちと山に登るのって大丈夫なのかな?」と半信半疑でしたが、自分の目で信憑性を確かめようと思い、かなり時間をかけて下調べをして、結果的には希望していた雰囲気のサークルで山仲間ができました。

サークルではなくても、新しいコミュニティに参加することは最初は緊張します。でも山仲間ができることによって登山の可能性がグンと広がりますし、新しいことにチャレンジする機会も増えていきます。

まずは何か気になるイベントや講習会に参加してみる、次は誰かに話しかけてみるなど、無理なく楽しめる範囲で行動を広げていけば良いのではないでしょうか。山が好きで参加している人達なので、自分が楽しんでいれば自然と仲良くなっていけるはずです。皆さんにも素敵な山仲間ができることを願っております!

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この記事を書いたひと

アウトドア系女子に憧れる30代OL。2018年から登山を始め、普段は会社員として働きつつ、休日に友人や登山サークルのメンバーと日帰り低山メインで登っています。海が見える、イチョウ並木が綺麗など、山ごとに楽しみを見つけては、日々の疲れをリフレッシュ。最近は山ごはんレシピを勉強中です。

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