『山歩みち』では★の数で山のレベルをおおむね以下の基準で設定しています。
体力度│★:山登りをやってみたいと思うころ。登山回数0~1回のひと
★★:山登りにまた行ってみたいと思うころ。登山回数1~2回のひと
★★★:山登りを続けたいと思うころ。登山回数3回以上のひと
技術度│★:山歩きよりも森歩き、丘歩きに近い
★★:お手軽ハイキング気分で楽しめる山登り
★★★:ちょっとした冒険気分を楽しめる山登り
<登山レベル> 体力度│★★ 技術度│★★★
近江富士へのアクセス
近江富士のおすすめ登山コース
コースタイム:約1時間45分
往路:山出前バス停(10分)→妙見堂跡(35分)→割岩(15分)→三上山山頂
復路:三上山山頂(45分)→山出前バス停
東海道新幹線で米原・京都間をゆくと、秀麗な山容の山がある。花の百名山のひとつでもあり、初夏にはイワナシの花を楽しめる名山、三上山だ。
バスに乗り、田園を抜けて山麓のバス停へ。道なりにいけばまもなく看板があるので、迷うことはない。イノシシ除けの鉄柵を越えれば、山道の始まり。右手に魚釣岩を見、三上山は歴史の山と気づくだろう。
妙見堂跡地で少しだけ休憩、気持ちのよい樹林のトンネルで汗をしぼられたあたりで割岩に到着。看板には「メタボチェックできます」。なんだろうと思うひとはどうぞ割岩へ。なるほど、幅80㎝程度の岩の割れ目をぐいぐいと進むのだ。
割岩の先は再び樹林帯だが、ところどころ展望が開け、まもなく山頂に至る。琵琶湖に湖南アルプスを一望したら、御上神社奥社へ。百足(ムカデ)退治の伝説や三上山の名前の由来など、興味がつきない。この先、近江富士花緑公園方面に下るコースも良い。
・登山道自体は整備され歩きやすいが、傾斜は急。水場がないので夏場は水を充分に。御上神社の近くにはコンビニ、トイレがある。
・年中楽しめるが、とくに紅葉の11月中~下旬がおすすめ。9月下旬~11月上旬は松茸山となり入山料500円が必要。
登山のついでにちょっと寄り道
◆写真展示「八田正文写真ステージ」
近江富士の魅力にみせられ30年にわたり四季の三上山を撮り続けている八田正文さん。毎週土日は自宅で写真を展示している。http://omfuji.jp/
◆ グルメ「鳥喜多」
鳥喜多の親子丼野洲から電車で約40分。長浜名物の親子丼(580円)を食べに。生の黄身をお箸でぷちゅっ。お肉にからまります。シンプルな味わいのかしわ鍋もどうぞ。