初心者の登山靴選びは「ソール」にも注目!ソールの基本と選び方

登山アイテム
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登山を始めるのに、登山靴はとても大切なアイテム。選ぶポイントはいくつかありますが、その中でも「ソール」=「底」の部分の重要性って知っていますか?ソールは歩きやすさ、すべりにくさなど、登山の安全と快適さに関わってきます。ここでは初心者が登山靴を買うときのソールの選び方についてまとめてみました。

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ソールは何が違うの?どこがポイント?

出典:写真AC

自分の使い方を考える

登山靴を選ぶとき重要なのは、自分の使い方を考えることです。「登山なんだから、ごっついブーツみたいなソールがいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、ちょっと待ってください。今から行くのは、数千メートル級の山でも、テントを担いでいく山でもないですよね。初心者であれば、日帰りできる、歩きやすい山から始めるのではないでしょうか。ソールも使うシーンごとに適したものがちゃんと用意されています。お店やインターネットではまず「日帰り」「低山用」などの表示のあるコーナーを見てみてください。

硬さと溝の深さ

登山のレベルによってはっきり違うのが、硬さと溝の深さ。初心者は、あまり硬すぎない柔らかめのソールがおすすめです。 スニーカーのような歩きやすい靴は、足の指の付け根のところで曲がるようになっています。まずはその感覚に近く、スニーカーよりは多少しっかりしていてちゃんと溝があるもの、というイメージで選べば大丈夫です。

岩場やぬかるみなどハードな場面の多い登山では、硬くて溝の深いソールが役に立ちます。しかし初心者向けの山では悪天候としてもそこまでハードな場面で長時間歩くことはありません。また、硬いソールだと靴が全く曲がらず、ふつうの道で歩くととても疲れて、むしろマイナスになってしまいます。溝の深さも1センチを超えるものもありますが、低山ではそこまで深いものは必要ありません。

実際に履いてみよう

最もいいのは、お店で実際に履いて、ソールの硬さによる歩き心地の違いを比べてみること。種類もサイズも多く揃っているような、規模の大きい登山専門店がおすすめです。サイズは同じでもメーカーによって感触が違うので、片っ端から履いて歩いてみるのがベスト。ネットの情報や店員さんのアドバイス、そして何より自分の歩きやすさを総合して決めましょう。

登山靴のソールを解剖!

出典:Pixabay

では登山靴のソールはどんなつくりになっているのでしょうか。各メーカーは、形、素材など研究し、さまざまな商品を発売していますが、大まかな構造は同じ。地面に接する部分から順に、アウトソール、ミッドソール、シャンク、インソールと4層になっています。

アウトソール

地面をしっかりととらえ、すべらない力をグリップといいますが、このグリップを生み出すのがアウトソール。スニーカーと登山靴の大きな違いのひとつです。スニーカーでも低い山なら登れますが、登山靴のいいところはこのすべらないという安心感なのです。

ミッドソール

ポリウレタンでできており、クッションの役割をする部分。2種類を重ねたものなど工夫されています。EVAという樹脂もよく使われています。EVAはポリウレタンより軽いのが大きなメリットです。

シャンク

樹脂製の靴の芯で、これが硬さや曲がりやすさに関係します。ソール全体にあるものもあれば、ソールの一部分だけに入っているものもあります。低山用コーナーにある靴は柔らかいシャンクのものが多いです。歩いてみてその違いを確かめてみてください。

インソール

いわゆる中敷きで、外すことができます。単独で売られているものもありますが、もちろん初めからついているインソールでかまいません。登山靴はいくら試し履きをして購入しても、いざ山で1日歩いてみると痛いところが出てきたり、足に合わなかった、ということがあります。そんな時、インソールや靴下を変えてみることで解決することが多々あります。せっかく買った登山靴ですので、あきらめる前に別のインソールを試してみてください。

登山靴ソールの大定番ビブラム

出典:Pixabay

ソール専門の会社ビブラム

登山靴のソールで大きいシェアを占めているのが、ビブラム。靴底にある八角形の黄色いロゴマークが目印です。ビブラムは主にアウトソールのみを扱っており、いろんな靴メーカーがビブラムにアウトソールを頼んでいます。アウトソールをビブラムと共同で作り、他の部分は自社で作っているんですね。だから一口にビブラムといっても、無数の種類があります。

ビブラムの特徴

ビブラムの歴史は1930年代までさかのぼります。それまでは革製のものが主流だったのですが、自ら登山家だった開発者がゴム製のものを生み出し、あっという間に広まりました。グリップと耐久性に優れ、現在でも靴メーカー、使用者双方から絶大な人気があります。

ビブラム以外の注目ソールはこれ!

ビブラム以外にも魅力的なソールはもちろんあります。各メーカーオリジナルのソールを二つご紹介します。

モンベル( mont-bell )

多くの人に愛されている、1975年創業の日本のアウトドア会社。2013年にトレールグリッパーという、オリジナルのソールが作られました。落ち葉の上、濡れた石や木の上でもすべりにくいのが実感できます。非常に多くのモデルに使われているので、モンベルの靴を買う場合はチェックするポイントのひとつです。

イノヴェイト( inov-8 )

トレイルランニング、略してトレランといったりしますが、「山を走る」というスタイルが人気を集めてきました。イノヴェイトは2003年にできた新しい会社で、トレラン用のシューズメーカーとして有名です。しかし走るだけでなく、山をゆっくり歩くことにも配慮されているんです。登山用やランニング用のモデルもありますが、何よりトレラン用のモデルが登山初心者にはぴったり。スニーカー並みの軽さと、スニーカーとは段違いのグリップの強さを、ぜひ味わってみてください。

自分で選んだ心地良いソールで歩くと、山道を踏んで歩くこと自体がとても快適で楽しくなってきます。お気に入りの靴を見つけて、充実した登山を楽しんでくださいね。